インフルエンザワクチンの効果

インフルエンザウィルスは、その形や性質が年々少しずつ変わるため、他のワクチンに比べ予防効果は低めです.流行するウィルスと予想が一致した場合、成人でも約70%の発症阻止があるとされています.しかし低年齢になるとワクチンの有効率は低下します.
このようにインフルエンザワクチンは接種したからといってインフルエンザの感染を完全に防ぐことはできません.感染した場合に重症化(乳幼児にとって、脅威となるのは1〜5才頃にみられる脳炎・脳症です)を防ぐためのワクチンです.
日本では毎年200〜500人が脳炎・脳症になっています.
インフルエンザ脳炎・脳症や重症肺炎は、進行があまりにも早いため、抗インフルエンザ薬(タミフルやリレンザ、イナビル)による治療では間に合いません.

1才未満のワクチン接種

免疫のでき方が十分とは言えず、初年度はあまり効果が期待できないかもしれません.
しかし、毎年接種を受けていれば、次第に免疫はできやすくなると考えられ、1〜5才頃になってはじめてワクチン接種するよりも、効果が期待できると思われます.
乳児の周囲の人たちや、同居する家族(ご両親)が接種することにより乳児への感染は、かなり防ぐことができると思います.